コンサドーレ
2023/11/14 21:00

【赤黒戦士、シンジを語る】②DF岡村大八 幼少期の記憶の中に当たり前のようにいたトップ選手

今季限りで現役を引退するMF小野について証言したDF岡村(右)

20年以上キャリアが違う〝同期〟が語る

 北海道コンサドーレ札幌の選手たちが語ってくれた証言から〝天才〟MF小野伸二(44)の素顔に迫る特集「赤黒戦士、シンジを語る」第2回はDF岡村大八(26)。2021年に復帰した小野と同時期にJ2群馬から完全移籍で加入した。プロ26年目と5年目。年は離れているが、3シーズン共にプレーした〝同期〟が証言する。

複雑な気持ちの中 引退の発表で悲しくなった

 引退発表は、事前にチームメートには知らせてあったという。岡村はその話を聞いた時の心境を語った。

 「まだやれるんじゃないかなっていう気持ちと、痛みを抱えながらやっているところを見たくないっていう気持ちと、いろんな複雑な気持ちがあって、その中で、やっぱり一番最初に来たのは、寂しいっていう一言につきます。実感が分からなかったんですけど、シンジさんがインスタで発表して、チームからもリリースが出たのを見た時に、『本当にシンジさんが引退しちゃうんだな』っていうのをすごく感じて、その時が一番、悲しくなった。引退してからもボール蹴りましょうって言ったら、多分一緒にボールは蹴られるとは思うんですけど、この宮の沢の練習場で、シンジさんのプレーを間近で見られる機会っていうのは、日に日に少なくなっちゃってる感じはしますね」

23年1月、並んでランニングをする小野(左)と岡村

 

チームメートになると分かったときは「マジかよっ」

 岡村の加入が発表されたのは20年12月23日。その9日後の元旦、FC琉球から小野の1年半ぶりの再加入が発表された。「最初は、共通の知り合いの方から教えていただいて、もしかしたら行くかもよって。僕もリリースを見て初めて知って『マジかよっ』ってなったのは、すごい覚えていますね」と振り返る。

その存在を認識したのは5歳の時

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