ファイターズ
2023/11/06 20:35

高卒2年目の育成右腕・福島蓮 国頭ブルペンで熱投 金子特命コーチ「僕以上の成績を残せる可能性は大いにある」

金子特命コーチ(左)が見守る中、ブルペンで熱投する福島(撮影・小田岳史)

沢村賞右腕と二人三脚 熱のこもった61球

 日本ハムの福島蓮投手(20)が6日、沖縄・国頭で行われている秋季キャンプで、ブルペン入りした。マウンド後方で見守った金子千尋特命コーチ(39)と一球一球、ハイスピードカメラの映像やデータを確認しながら、61球を熱投。今キャンプのテーマにしているスライダーの改良に励んだ。

金言に興奮 「すごいとしか言えない」

 高卒2年目の育成右腕にとって、至福の時間だった。「小、中学生ぐらいの時のスター」という金子コーチから密着指導を受け、「変化球がもともとあんまり良くないので、リリースの感じとかを見てもらって、いろいろと教えてもらいました。スライダーは、投げる時に左バッターの足元、インロー、膝ぐらいを狙って投げたらいいんじゃないかと。すごいですよね。すごいとしか言えない」と目を輝かせた。

149キロ締め あこがれの存在から賛辞

 ラスト1球は、この日最速の149キロを計測した。ブルペンを見終えた金子コーチは、福島が少年時代、自身に憧れていたことを聞き、「そう言ってもらえるのはありがたいですけど、時代ですよね。時の流れを感じます。それはそうですよね。僕は今年40歳で、彼が20歳ですからね。僕が30歳の時に、彼は10歳」と笑いつつ、「きょうは後ろから見ていましたけど、まあすごいストレートを投げるし、背が高くて角度もある。これでフォークも操れたら、そう簡単には打たれないと思う。僕以上の成績を残せる可能性は大いにある」と右腕の潜在能力を高く評価した

3年目の飛躍へ カギになるのはスライダー

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