高校野球
2023/10/25 18:10

【プレーバック】秋季全道高校野球大会準決勝 東海大札幌4-2帯広大谷(10月25日、札幌ドーム)

四回1死三塁、東海大札幌高の足立が中前に適時打を放つ(撮影・桶谷駿矢)

 

東海大札幌高が2014年以来の決勝進出

 9年ぶりの優勝を狙う東海大札幌高が、帯広大谷に競り勝った。東海大札幌高は二回2死一、二塁から松浦幹大右翼手(2年)の適時二塁打で先制すると、四回にも足立至琉一塁手(いたる、2年)と、川瀬晴斗左翼手(2年)の適時打で2点を追加した。

 五回に2点を返されたものの、細かい継投で逃げ切った。五回途中から3番手で登板した矢吹太寛投手(たお、1年)が4回⅓を無失点にしのぐ好リリーフ。東海大札幌高の大脇英徳監督(48)も「矢吹がよく投げてくれた」と1年生左腕をねぎらった。終始リードした試合展開ではあったが、「後半に走塁ミスなどがあった。きっちりやっていかないといけない」と、翌26日に行われる北海との決勝戦に向けて気を引き締めていた。帯広大谷は八回無死一塁、九回無死一、二塁といった終盤の好機を生かすことができなかった。


■五回途中から登板し、4回⅓無失点と好投した東海大札幌高の矢吹太寛投手(1年)
「『いつでもいける準備はしておいて』と言われていた。いつも通り自分のピッチングをして、打たせて取ってアウトを取っていこうと思っていました。全体的にストライク先行で投げられた」

■9年ぶりに決勝戦へ駒を進めた東海大札幌高の大脇英徳監督(48)
「(北海との決勝戦は)良いですね。(両校とも)伝統校ですので、お互いに良いゲームになればいい。札幌ドームなので失策は仕方ない部分はあるけど、無駄な四球が絡むと嫌ですね」

■チーム唯一の適時打を放った帯広大谷の糸瀬拓未主将(2年)
「全部のチャンスで返そうという気持ちでやっていたけど、一つ前の打席でチャンスを潰してしまったので、何とか自分が振り出しに戻したいと思って打った。あの1本だけでは勝ちに貢献できなかった。夏に向けて練習を始めたい」

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