コンサドーレ
2023/10/08 20:00

札幌DF西野奨太 馬場晴也のアジア銀から受けた刺激を力に、今季リーグ戦初出場目指す

紅白戦でドリブルを仕掛ける西野(右)(撮影・工藤友揮)

■10月8日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場

 北海道コンサドーレ札幌は8日、フルコートの約3分の2のスペースで15分×4の紅白戦を実施した。紅白戦では攻守にわたって見せ場をつくっていたDF西野奨太(19)。MF駒井善成(31)とのトレーニングやプライベートでも仲の良いDF馬場晴也(21)のアジア大会での奮闘から受けた刺激を力に変え、残り5試合でリーグ戦今季初出場を目指す。

「自分的にも思ったより体の状態がいい」

 紅白戦の3本目だった。右サイドの高い位置でボールを持った西野が選択したのはスルーパス。相手守備網を縫うように転がったグラウンダーのパスがゴール前の味方FWに渡りゴールが生まれた。「自分的にも思ったより体の状態がいいです。3カ月離脱していたけど、そんなに離脱期間(のブランク)を感じないような状態。リハビリが実って良かったです」。6月18日のルヴァン杯ホーム磐田戦で肉離れを負った左足ハムストリングは万全の状態。この日の紅白戦では本職の守備だけではなく攻撃面でも好パフォーマンスを披露し、コンディションの良さをのぞかせた。

全体練習後の追い込み練に協力する駒井に感謝

 負傷が癒えたことで、自身のさらなるレベルアップのために一層鍛錬を積むことができるようになった。オフ明けとなった6日から、技術と強度の向上を目的に全体練習終了後に鳥かご方式での複数人でのパス練習を開始。協力してくれているのは筋力トレーニングの指南も受けている駒井だ。「普段試合に出ている人たちとあまり出ていない選手を比べると、やっぱり強度が足りていないので。駒井さんはずっと試合に出ている中で僕たちに付き合ってくれているので本当にありがたいです。今日も紅白戦をやってきつかったけど、最後の追い込みのような感じでやって足りない強度の部分を補わせてくれるので、誘ってくれてすごくうれしいです」。この日は駒井と西野、MF深井一希(28)、FW大森真吾(22)の4人で約20分間にわたって行い、紅白戦で疲れている体にさらにムチを打っていた。

日本代表主将・馬場の姿が「本当に格好良いな」

あわせて読みたい