ファイターズ
2023/09/28 00:30

【一問一答】引退試合&セレモニー終えた谷内 「幸せな野球人生でした」

引退セレモニーであいさつする谷内(撮影・松本奈央)

■パ・リーグ24回戦 ロッテ4ー2日本ハム(9月27日、エスコンフィールド北海道)

 今季限りでの現役引退を発表している日本ハムの谷内亮太内野手(32)が27日、引退試合に臨んだ。ロッテ戦に「7番・三塁」で先発出場し、二回に先制打を放つと、内野全ポジションと右翼を守って途中交代した。

 試合後にはセレモニーが行われ、家族やチームメートの松本剛、野村、杉浦から花束を受け取ると、目を光らせた。最後はサプライズで元ヤクルトの宮本慎也さんが登場。慣れ親しんだ遊撃のポジションに就き、憧れの人からノックを受け、有終の美を飾った。セレモニーでのスピーチ全文と試合後の一問一答は以下の通り。

【スピーチ全文】

「まずはじめに、このような素晴らしい場をつくってくださった球団関係者の皆さま、そして遅くまで残ってくださっているファンの皆さま、本当にありがとうございます。今シーズン限りで現役を引退させていただきます。スワローズで6年間、ファイターズで5年間、合計11年間。自分でもここまで長くプレーするとは思っていませんでした。本当に運が良かったなと思います。そして最後に引退試合やセレモニーまで行っていただいて、プロ野球選手生活を辞められるなんて夢にも思っていませんでした。

 あらためて現役生活を振り返ると、感謝という言葉しか浮かんできませんでした。スワローズやファイターズで僕に携わってくださった監督、コーチ、チームメイト、スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。たくさんの素晴らしい出会いやご縁に恵まれて僕はここまでプレーすることができたと思います。本当にありがとうございます。

 ファンの皆さん、最後まで応援してくださって本当にありがとうございました。大した成績を残せず、中途半端な選手である僕にも、球場で大きな声援を送ってくださり、背中を押してもらったと思っています。自分の実力以上のプレーが何度も出たのは、ファンの皆さまのおかげだと思っています。本当にありがとうございます。

 そして家族のみんな。正直、つらい時や苦しい時の方が圧倒的に多かったプロ野球生活でしたが、みんなのおかげで最後まで前を向いて頑張り切ることができたと思います。試合前の『頑張ってね』と、帰ってからの『お疲れさま』。こういう日常が僕の日々、頑張る活力になりました。最後までエネルギーを与え続けてくれて本当にありがとう。

 ファイターズはこれからもっともっと強くなるチームだと思っています。ファイターズファンの皆さん、これからも応援し続けてください。そして選手みんなの背中を押してあげてください。チームが強くなるための手助けをしてください。よろしくお願いします。最後に僕はこの大好きな北海道で、大好きなファイターズで引退することができて本当にうれしいです。いろいろな方に支えられて最後までやりきることができました。幸せな野球人生でした。11年間本当にありがとうございました」

【一問一答】

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