コンサドーレ
2023/09/15 23:25

札幌MF宮澤主将 共に戦い、歴史を築いてきたOBたちの前で「勝つところ見せたい」 16日ホーム湘南戦

練習中に笑顔を見せるMF宮澤(右)(撮影・工藤友揮)

■9月15日、札幌ドームサブグラウンド

残す公式戦はリーグ戦8試合のみ

 ルヴァン杯での敗退が決まり、北海道コンサドーレ札幌の今季の戦いは残すところリーグ戦8試合のみとなった。チームのキャプテンを務めるMF宮澤裕樹(34)は、リーグ戦再開初戦となるホーム湘南戦(札幌ドーム、19時キックオフ)でファン、サポーター、そしてこれまでの共に戦い、札幌の歴史をつくってきたOBたちに勝利の歓喜を届ることを誓った。

最下位の相手は死の物狂い 気持ちを切り替えてしっかり戦う

 2試合トータルで逆転負けを喫した横浜Mとの戦いから約1週間がたち、リーグ戦が再開する。悔しい気持ちを振り払い、チームは前を向いて今季ラスト8試合へと臨もうとしている。宮澤は「変わらず今まで通り、一試合一試合、上を目指して、気持ちを切り替えてしっかり戦うことが大事。自分たちにとって次の試合は重要ですし、相手もそういう状況なので、非常に重要なゲームだと思っています」。対戦相手の湘南は現在J2降格圏である最下位に沈む。勝ち点3を狙って死の物狂いで向かってくることが予想されるが、現在12位の札幌も1桁順位が十分狙える位置につけている。本拠地・札幌ドームでの一戦ということもあって、勝利を譲る気もさらさら無い。

DF岡村が出場停止開けも 前節の活躍買われ3バック中央へ

 リーグ戦前節のG大阪戦(札幌ドーム、4〇0)で出場停止だったDF岡村大八(26)に代わり、リーグ戦で今季初めて3バック中央の位置で先発出場すると、豊富な経験を生かしたクレバーな守備で、相手のチュニジア代表FWイッサム・ジェバリ(31)ら強力攻撃陣をシャットアウト。チームにとって実に22試合ぶりとなる完封勝利に貢献した。そのプレーぶりが評価されてか、前日14日の練習で行われた11対11で主力組の3バック中央でプレー。湘南戦もリーグ戦2試合連続となる同位置での先発出場が有力視される。「いつも通りチームを統率しながら、自分の役割を全うできればいい」と意気込みを口にする。

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