ファイターズ
2023/09/12 23:20

今季限りで引退する中日・大野奨太へ 日本ハムナインが惜別の言葉 宮西「ほんと、お疲れさん」

2016年リーグ優勝時の集合写真。左から栗山監督、大野奨、田中賢、宮西

2009年から9シーズン日本ハムに在籍 3度のリーグ優勝経験

 日本ハムの宮西尚生投手(38)らが12日、今季限りでの現役引退を決断した中日の大野奨太捕手(36)へ向けて惜別の言葉を贈った。大野は2009年から9シーズン日本ハムに在籍し、3度のリーグ優勝を達成。16年には主戦捕手として投手陣を支え、チームを10年ぶりの日本一に導いた。17年オフにFA移籍した中日では6年間プレー。培った豊富な経験を、若竜に還元した。ゆかりある日本ハム5選手が、共に過ごした時間を振り返り、名捕手との思い出を語った。

選手会長を引き継いだ中島卓也

 同期入団の中島は公私ともに仲が良く、家族ぐるみで食事へ行く間柄。大野奨が中日へ移籍した18年からは、その意志を継いで選手会長に就任した。厳しくも、温かな助言をくれる先輩を、心から慕っていた。

「寂しいですね。同期には谷元さんもいて、少しでも長く一緒に(現役を)やりたかった。時間があれば、引退試合に行きたいです。大野さんはしっかりしているけど、天然ぶりもすごくて、そのギャップが激しくて面白いんですよ。自主トレは一緒に宮古島へ行ってましたし、札幌に家もあったので、よくご飯に行ってかわいがってもらいました。いろいろなことを見られる人。コーチにも向いていると思いますし(いつかは指導者として)良いキャッチャーを育ててくれるはずです。15年間、お疲れ様でした」
 

2017年1月7日 宮古島での自主トレでゴルフコースをランニングする(左から)大野奨、田中賢、中島

 

宮古島でともに合同自主トレ行った山本拓実投手

 山本拓は中日に在籍していた2022年から、大野奨や谷元を慕って宮古島での合同自主トレに参加している。南の島で過ごす時間の中で、厳しい世界を生き抜くヒントを授かったという。

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