■パ・リーグ１４回戦　オリックス０－４日本ハム（７月２８日、エスコンフィールド北海道）

　日本ハムの上沢直之投手（２９）が２８日、オリックス戦に先発し、８回６安打無失点の快投でチームトップの７勝目を挙げた。試合後の一問一答は以下の通り。

―新庄監督が「上沢くんの季節がやってきた！」とコメントを残した
「いつが僕の季節か分からないですけど、勝利に貢献できたのは良かったです」

―夏は得意か
「寒いより暑い方が好きですね。暑いところのほうが、僕は成績が良いような気がします」

―試合開始の頃は暑かった
「めちゃめちゃ暑いです。日差しが暑いとかは感じないですけど、汗をめっちゃかきます。湿度がすごくて汗がすごい」

―指先のグリップに変化はあるか
「アンダーシャツまでベチャベチャになったので、いつもよりロジンをつけました。僕、普段はロジンつけないんですけど。せっかくつけるので、めっちゃモクモクさせようかな、より見づらくさせようかな、とは考えていました（笑）」

―勝負どころでカーブが冴えた
「今日はカーブが（良かった）。この間の試合からカーブが良い。ちょっと握りを変えたら感覚が良くなった」

―具体的に、カーブはどういう感じなのか

「結構、前までは指先で曲げていたんですけど、手のひらごと曲げていくみたいな感じ。感覚的なんですけど、そっちの方がスピードが上がった。１３０キロぐらい出ているので。今までは頑張っても１２６、７キロだった。３キロ変わっただけで、だいぶ違う」

―前回のオリックス戦で負けて、やり返した
「やり返したいというか、普通に最近勝てていないし、チーム自体も勝ててなかったので。こうやって仙台で２つ勝って良い流れがきていたんで、それを切らないように。そっちの方がすごいプレッシャーでした」

―球宴でリレーした山下との対戦について
「できれば、シーズン中に対戦したくなかったです（笑）。防御率を見ても、えぐいなと思っていたので。（山下）舜平大から（打線が）４点取ってくれたので、絶対勝たないといけないなと思いました。でもやっぱり底知れないとは思いましたね。ベンチから見ていても」

―すごいのは球の勢いか
「とか、なんかスラ（イダー）とかもすごくて、あんまり他の人が持ち得ないような能力をすごく持っているピッチャーだなと思いました」

―投げ勝ったことは大きい
「まあそうですね。僕は僕でいろいろ考えながらやってますし。めちゃめちゃ速い球もないし、めちゃめちゃえぐい変化球もないけど、いろいろ工夫して抑えられるっていうのも、それはそれで一つ、めちゃめちゃすごい速い真っすぐを投げない子たちの希望にはなるんじゃないですか」

―母校・専大松戸が夏の甲子園出場を決めた
「いや、なんか最近、すごい甲子園出ているんで。（春の）センバツも出ていたし。僕のいた時からしたら（想像できない）。甲子園常連校になっちゃったんで。（千葉大会の）決勝に行っているのが当たり前みたいな感じで見ているんで、すごいなと思います」

―最後は劇的な勝ち方だった
「見ていましたよ、途中までは。今日の午前中、（持丸）監督にも電話した。 甲子園の、僕の夏の楽しみが増えた。母校が出ていないよりは出ている方がやっぱ面白いし、すごく楽しみです」

―持丸監督とはどんな会話をしたのか
「おめでとうございますと、普通に。そしたら、今日投げるのを知っていた。『最近バタバタしていて、おまえのピッチングのこととかあんま見ていなかったけど』みたいな。いや、全然見なくていいですって（笑）。今日頑張りますって。甲子園でも頑張ってほしいですね」

―何か差し入れは考えているか
「センバツでＴシャツとかを送ったんですけど、夏はどうしようかな。Tシャツ作ってもうれしいんかな？ とか思って。僕からもらったっていう形が残った方が選手もうれしいかなとは思うので、何か形に残るものにしたいなと思います」

―後輩の活躍は刺激になる
「そうですね。やっぱり、全然関わりはないですけど、母校の選手たちが頑張っているのを見るとやっぱり気になるし、それはすごく刺激になりますね」

―エースの平野のことはどう見ているか
「すごいピッチャーだと思いますよ。高校３年生で１５１キロぐらい投げますよね。真っすぐもすごく強いし、何より変化球でカウントが取れるし。僕の高校生の頃とは比べもんなんないなって思いますね。すごいなと思います。 専大松戸出身は結構、他のチーム行っちゃって、なかなか同じチームに入ってこない。でもロッテでも横山とか、高橋礼はソフトバンクで頑張っているし。（日本ハムにも）専大松戸の選手獲ってほしいなと思いますけどね。ファイターズ、指名してくれないんで。結構いいピッチャー出てるんですけどね。高橋礼の時から言っていたんですけど。まあでも、それはいろいろチームの事情とかもあるので、みんな元気にやってくれたらいいです」