束の間のオールスターブレークを挟み、２２日からペナントレースが再開された。１８日に富山で行われたフレッシュ球宴に出場していた細川は、１９日だけ京都の実家に戻り、２０日から神戸で行われたチームの全体練習に合流。強行スケジュールにも疲労の色は一切見せず、元気いっぱいにフィールドを駆け回っている。

　帰省した際には〝おふくろの味〟で英気を養ったという。「どれだけ美味しい料理でも、毎日食べたら普通は飽きるじゃないですか？　だけど、お母さんの料理だけは絶対に飽きひん。世界一うまい。今回は蒸しハンバーグを食べました。つくってもらった味を大事にしたいから、もちろんソースは掛けてません」とニコニコ顔で教えてくれた。

　プロ野球選手といえど、まだ２１歳。その表情にはあどけなさも残るが、しっかり者の孝行息子であることが言葉の端々から伝わってくる。「１月の自主トレ期間以外は、なかなか家族と会えない。うちは商売をしてるので、帰っても昼間は会えないことが多いから、会える時間を大事にしないと」。実直な男の言葉は、とても胸に刺さります。