高校野球
2023/07/16 14:00

【プレーバック】全国高校選手権北北海道大会1回戦 帯広農業7-1旭川永嶺(7月16日、旭川スタルヒン)

2年ぶりの北大会で、初戦を突破した帯農ナイン。西川監督(左端)に北大会初勝利をプレゼントした

21年王者・帯広農業が快勝発進 森本捕手が先制打など2安打2打点

 2年ぶりの甲子園を狙う帯広農業と3季通じて道大会初勝利を目指す旭川永嶺は、7-1で帯広農業が勝利した。

 先制したのは帯広農業。三回、9番・佐々木康太左翼手(3年)が三塁戦を破る左前打で出塁すると、1死二塁で2番・森本心捕手(3年)が中越えの適時三塁打。続く3番・大久保雄飛中堅手(3年)の適時左前打で2点目を奪った。

 2-0で迎えた六回、帯広農業は無死一、二塁で、6番・山下竜玖遊撃手(2年)が前進守備の二遊間を破る適時中前打。二塁走者の干場雄心一塁手(3年)が一気に本塁へ生還しさらに2点を追加した。

 その裏、旭川永嶺も反撃を開始した。2四球などで1死一、二塁。ここで代打・高松稜正(2年)の左前打で二走が生還し1点を返した。

 直後の七回、帯広農業・森本のバットから再び快音が響いた。1死二塁から、今度は右中間へダメ押しの適時打。後続も続き5点差に。九回さらに1点を奪って逃げ切った。

 帯広農業は10安打、旭川永嶺は9安打。好機での勝負強さで優った帯広農業に軍配が上がった。


■前任地の函館中部時代を通じて、監督として4度目の道大会で初勝利した帯広農業・西川雄太郎監督(35)

「初めて全道で勝てたので、一つ自分の中で殻を破れたなってところが。この勢いに乗って、どんどんどんどん。勝てる時に行くしかないので、その勢いに乗れたら」

■1年冬に投手から捕手に転向しエース久保田慎投手(3年)を好リード。バットでも三回の先制打など2安打2打点の活躍を見せた帯広農業の森本心捕手(3年)

「簡単に済む試合じゃないなとは思ってたんで、粘り強く、自分たちの野球ができたのかな。去年の秋からバッティングでチームに迷惑かけていたので、この大会でまず1本が出てホッとしました」

 

 

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