札幌ＭＦ小林　イニエスタ惜別試合に「最後かと思うと寂しい。でも、勝たなきゃいけない」

■６月３０日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場

４試合ぶり公式戦勝利へ

　北海道コンサドーレ札幌は、７月１日のアウェー神戸戦（ノエスタ、キックオフ１９時）に向けて、ハーフコートでミニゲームを行うなど最終調整してから敵地へ向かった。今節は７月で退団する神戸のＭＦアンドレス・イニエスタ（３９）の国内ラストマッチ。昨季、神戸で共にプレーしたＭＦ小林祐希（３１）が遠征メンバー入りし、札幌移籍後初のノエスタで４試合ぶりの公式戦勝利に貢献し、惜別の手向けとする。

「（古巣の）サポーターに会えるのが楽しみ」

　昨季、神戸で９試合プレーした思い入れのあるピッチ。知人や友人も駆けつける予定で「サポーターに会えるのが楽しみです」。愛のあるブーイングか、お帰りの拍手か－。どちらにせよ古巣からの手厚い歓迎が待ち受けるに違いない。

　３０日のミニゲームでは、流れの中から左足で芸術的な弧を描くシュートを決めたかと思えば、ラストプレーは利き足と逆の右足で豪快にゴールをぶち抜いた。５月のＦＣ東京戦後の練習中に右ふくらはぎを負傷。趣味のゴルフも封印し治療に専念した。６月２４日の前節Ｃ大阪戦で途中出場、約１カ月半ぶりに実戦復帰した。「（けがも）治ったし、気候も良くなってきたんで、そろそろ」。悪い流れををストップし、気分良く趣味を満喫したいところだ。