コンサドーレ
2021/10/21 14:55

ミシャ64歳に 来日以来16回目の誕生日「とても幸せ」

報道陣からプレゼントされたスコッチウイスキーを手にご満悦のペトロビッチ監督(撮影・石栗賢)

■20日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場

 北海道コンサドーレ札幌のミハイロ・ペトロビッチ監督が18日に64歳の誕生日を迎え、この日の練習前に選手・スタッフらから祝福を受けた。来季も指揮を執ることが確実な指揮官は、チームの成長に手応えをにじませ、衰えないチームづくりへの情熱を口にした。

 指揮官の顔をプリントしたお面で勢揃いした選手たちから、練習前に祝福を受け、ペトロビッチ監督は「サプライズの祝福をしてくれた。とても幸せな気分」とご満悦。報道陣からも来日年数にちなんだ16年もののスコッチウイスキーを贈られ、「年をとって、度数の高いお酒もおいしく感じるようになったよ」と笑みを浮かべた。
 2006年に広島の監督として来日して以来、16度目の誕生日。「あっという間。時間が過ぎるのを早く感じるというのは、いかに日本で充実な時間を過ごさせてもらっているか」と周囲のサポートに感謝した。
 指揮4年目の今季はここまで11位。16日の横浜M戦が象徴するように、上位と互角以上の戦いをしながら、勝ち点に反映されない試合が多いのが現状だ。それでも指揮官は「目先の結果だけで評価するのではなく、今後どうなっていくのか、この過程を楽しんでほしい」。長期的なビジョンはぶれることはない。
 来季も指揮を執ることが確実だ。「結果がついてくれば一番いいが、そこが安定していかないのも成長過程だと言うことの表れ。今は勉強代を払っているが、選手が成長していく中で結果に結びつけていければいい」。まな弟子たちの伸びしろを信じる名将は、深い愛を札幌に注ぎ続ける。
(石栗賢)

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