セ界首位を走る強力打線が相手　「ワクワクが強い」

　日本ハムの伊藤大海投手（２５）がプロ３年目で初めて〝虎退治〟に挑む。１０日に本拠地・エスコンフィールド北海道で行われる阪神戦に先発する。セ・リーグ首位が相手だけに「やりがいあります」と気合十分。「すごくワクワクが強いですし、向こうも（データを）知らないし、こっちも逆に知られていないので思い切っていけるかな」と意気込みを口にした。

　球場には多くの虎党が詰めかけ、ホームながらアウェーな雰囲気になる可能性もあるが「応援がすごいイメージはありますし、全然、嫌じゃないです」とキッパリ。注目を浴びれば浴びるほど燃えるタイプなだけに「燃えるというか、黙らせたい」と不敵な笑みを浮かべた。

コーヒータイム＆自炊でリフレッシュ　万全の状態でマウンドへ

　前回登板した３日の巨人戦（東京ドーム）では、勝敗はつかなかったものの７回１失点と好投した。「まあまあ、良い感じだと思います」と状態は上向き。毎朝のコーヒータイムがリフレッシュになっているという。最近コーヒーメーカーを購入し、「コーヒーを毎朝作っているという自分に浸っています。僕はブラック（コーヒー）ばかりですね」。今年１月の米国自主トレで購入したパドレスのタンブラーを片手に優雅なひとときを過ごしている。

　オフから１人暮らしを始め、自炊にも挑戦中。手の込んだメニューは作らないというが、「料理は毎日やっています。最近は、レシピを見ないで味を完璧に近づけることを楽しみにやっている。趣味みたいな感じですね」。普段は対戦しない相手と戦う交流戦。絶妙な味付けとアレンジで、阪神打線もきっちり料理する。