コンサドーレ
2023/05/25 01:55

同じ苦しみを乗り越えた戦友・宮市と共に復帰戦に臨んだ札幌MF深井

大ケガから復帰した深井(左)がピッチで果敢に躍動(撮影・小田岳史)

■ルヴァン杯グループステージ第5節 札幌3-2横浜M(5月24日、札幌ドーム)

約8カ月ぶりに戦列復帰 「まずは無事に終われて良かった」

 昨年9月の右膝前十字靱帯断裂の大ケガからMF深井一希(28)が、約8カ月ぶりに公式戦出場を果たした。

 「まずは無事に終われて良かった」。戦前からの予定通り、前半45分のみのプレーとなったが、「自分的にはリードして折り返すか、せめて同点で後半に引き渡すっていう目標でした。プレーの内容はまだまだでしたけど、そこに関しては役目を果たせたかな」と、無事に自身の務めを果たせたことで安堵の表情を浮かべた。

試合前、ピッチの円陣に向かう途中にはチャントと深井コール

 待ち望んでいた瞬間だった。キックオフ直前、ゲームキャプテンを務めた深井がコイントスを終え、試合前の円陣を組むために札幌陣内へ歩み始めると、ゴール裏の札幌サポーターからは深井のチャント(応援歌)、そして深井コールが贈られた。「毎回、本当にありがたいですし、今日もたくさん応援していただいたので、今後もっともっとそれに応えていけるように頑張っていきたい」。2017年から歌われ続けている深井のチャント。曲ができてから2度目となってしまった前十字靱帯断裂を乗り越えて、その歌詞の中にもある〝不屈の男〟は、再びサポーターの歌声を背に、戦いの場へと歩みを進めていった。

離脱中に連絡を取り合っていた宮市と試合後に言葉を交わし 健闘たたえ合う

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