ファイターズ
2023/05/17 00:30

江越「申し訳ない」天国から地獄 3戦連発弾も今季初失策で決勝点献上

延長十二回無死一塁、杉浦の悪送球を江越が後逸し勝ち越しを許す(撮影・桜田史宏)

■パ・リーグ7回戦 西武4-2日本ハム(5月16日、エスコンフィールド北海道)

0-1の六回に3戦連続となる3号同点ソロも 延長十二回は守備職人に悪夢が襲う

 痛恨のエラーが、全ての喜びを吹き飛ばしてしまった。日本ハムの江越大賀外野手(30)が16日、エスコンフィールド北海道で行われた西武戦に「8番・中堅」で先発し、延長十二回に適時失策で決勝点を献上した。1点ビハインドの六回には値千金の3号同点ソロを放っていたが、一転。試合後は本塁打について語らず、「そらしてしまった。申し訳ない」と言葉少なに球場を後にした。

 名手が、まさかだ。これまで何度も好守でチームを救ってきた男に、悪夢が襲った。2-2で迎えた延長十二回。無死一塁で、呉念庭の投前犠打を処理した杉浦が二塁へ悪送球。ボールは中堅に転がり、フォローに入った江越が丁寧に捕球を試みたが、白球は無情にも両足の間をすり抜けた。一走の金子は一気に生還。今季初失策が、敗戦に直結した。

 それでも、打撃は上向きだ。この日の一発で、出場3試合連続本塁打をマーク。打率はまだ.216だが、4試合連続安打と勢いに乗る。最後は「あした頑張ります」と気持ちを切り替えた江越。好調なバットはそのままに、次こそは守備職人の本領を発揮してみせる。

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