日本ハム・伊藤大海投手（２４）がきょう１４日、西武戦（札幌ドーム）に先発する。２桁勝利を目の前に４試合、足踏みが続いている道産子右腕が、ホームで節目の白星を目指す。
　登板間にはトレードマークの長髪を３センチほど切り、秋のトレンドカラー栗色に染めて心機一転。「なるようにしかならない。自分のできることをしっかりやった先に（１０勝が）ついてくればいいなと思います。そこにこだわり過ぎずに思い切ってやっていきたいです」と意気込んだ。
　前回登板７日のオリックス戦（京セラドーム）は６回４失点（自責３）で８敗目を喫したが、サイドスローで投げる場面もあった。常に投球のテーマに掲げているのは「探求心」。「いろいろ遊び心も持ってやっていかないと。あす（１４日）はもっと多く使うかもしれないです」とニヤリと笑った。
　本拠地での登板は、９勝目を挙げた９月７日の楽天戦以来、５試合ぶり。地元の温かい声援を受けて、自然体でマウンドに上がる。