コンサドーレ
2023/04/06 01:00

札幌FW中島 「俺はこの瞬間のために生きてる」待望の今季公式戦初ゴールも横浜Mに逆転負け

前半6分、先制ゴールを決める中島(左)(撮影・舘山国敏)

■ルヴァン杯グループステージ第3節 横浜M2-1札幌(5日、神奈川・ニッパツ三ツ沢球技場)

先制するも痛恨の逆転負け 決勝点はGKへのバックパスのズレがオウンゴール 

 Aグループ2位につける北海道コンサドーレ札幌は、敵地でグループ首位を走る横浜F・マリノスと対戦し、1-2で逆転負けを喫した。前半6分にFW中島大嘉(20)の今季公式戦初ゴールで先制に成功したが、同10分に同点ゴールを許すと、同26分にはDF西大伍(35)がGK大谷幸輝(33)に出したバックパスの方向がずれ、痛恨のオウンゴールで逆転を許した。後半は攻撃サッカーを持ち味とする両チームが互いにゴール前でチャンスをつくり合う激しい展開に。札幌はFWミラン・トゥチッチ(26)をターゲットにして攻め込んだがあと一歩及ばなかった。これで1勝1分1敗。勝ち点4で順位は2位のまま。

前半6分 スルーパス受けた中島がワンタッチでDFとGKを同時に交わす

 待ちに待った中島の今季公式戦初ゴールが生まれた。「やっぱこれやなって。俺はこの瞬間のために生きてるんやなって」。長く待ちわびた瞬間がようやく訪れた。前半6分、中島がDF裏へ走り出すと、右サイドの高い位置からMF田中宏武(23)が呼応。相手GKとDFラインの間へ長いスルーパスを出し、受けた中島はワンタッチでDFの股下を通してフリーに。相手DFとGKはそのまま交錯し、中島は無人のゴールへ左足で流し込んだ。

 飢えに飢えていた。「(横浜Mの)ラインが高いというのはスカウティングで分かっていたので、宏武さんがあそこに出してくれて。背後を取る時のポジショニングを今すごく意識して取り組んでいるので、あのゴールでそれを少しは見せられたかな」。

「うれしい気持ちはありつつも、心の底から喜べるかといったらそうじゃない」

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