■３月２４日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場

　北海道コンサドーレ札幌は、２５日のルヴァン杯磐田戦（ヤマハ、１４時キックオフ）に向けて前日練習を実施した。練習後ミハイロ・ペトロヴィッチ監督（６５）が取材に応じ、ルヴァン杯初勝利に向けて意気込みを語った。

札幌Ｕ－１８のＦＷ出間、ＭＦ菅谷のベンチ入りも

　普段のルヴァン杯とは異なり、前後の試合との間隔が中１週間のスケジュールで行われる一戦。選手の起用法が注目される中で指揮官は「若い選手をメンバーに入れる、起用していくことを視野に入れながらプランしている」と口にした。ＭＦスパチョーク（２４）がタイ代表に招集され、別メニュー調整を行っている選手も複数いることから、２種登録されている札幌Ｕ－１８のＦＷ出間思努（１７）や菅谷脩人（１６）がベンチ入りする可能性が出てきた。「ユース選手もキャンプに長期間参加してきたので、問題なくやれるのではないか」と期待を寄せる。

「グループステージを突破する上で、勝利が欲しい」

　対戦相手の磐田に対しては「横浜Ｍとのルヴァン杯初戦は０－１で敗れているが、非常に際どいところまで結果を持って行った。決して簡単なゲームにならないことは間違いないだろう」と警戒感を見せる。だが、今季からレギュレーションが変わり、グループ２位でもプライムステージへ進出できない可能性があるため、「グループステージを突破する上でも、磐田戦は非常に重要なゲームであり、勝利が欲しいゲームだ」と必勝を期する。勝利をつかみ取るためにも「毎試合同じではあるが、走る、戦うというベースのところを持ちながら、明日も全員で戦いたい」と、札幌のサッカーを全力で磐田にぶつけていく構えだ。