ファイターズ
2023/03/10 20:10

新庄監督 外野2人内野5人シフト実践  シーズンに向けて手応えあり

七回、主審(左)に守備の交代を告げる新庄監督(撮影・松本奈央)

■オープン戦 日本ハム0ー6阪神(3月10日、甲子園)

三回と八回に敢行 キャンプから取り入れてきた攻撃型変則シフト 

 前触れなく、大胆に動いた。日本ハムの新庄剛志監督(51)が10日、甲子園球場で行われた阪神とのオープン戦で、内野5人外野2人シフトを実践した。シーズン本番に向けた試金石。ピンチで繰り出す予定の勝負手は俊足の外野手がキーマンで「江越君、五十幡君、矢沢君が守る時はいい方法かなと思いますね」と手応えを口にした。

 2月のキャンプ中から取り入れてきた。いくつかの条件が整った時にのみ、発動する攻撃型変則シフト。この日は三回と八回の2度、試した。

リスクは重々承知 新庄監督「点を与えたくない場面」で

 三回は五十幡が左中間、矢沢が右中間を守った。左翼手の松本剛が二塁手の定位置付近に移動。二塁手の加藤豪が二塁ベースの後方に入った。元内野手の松本剛は「外野に抜かれたくないというシチュエーションでやると思う。処理するのも大事ですけど、とにかく止める」と作戦の意図をくみ取っていた。1死から佐藤輝の痛烈なゴロを処理。プロでは珍しい〝レフトゴロ〟を記録し「プロ野球でレフトゴロはないんじゃないですか。良い記録をつくりました」と笑った。

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