新球場元年は〝スロースターター〟返上　「今年は状態が良い方」　

　ロケットスタート決める！ 日本ハムの上沢直之投手（２９）が１９日、沖縄・名護で行われている春季キャンプで汗を流し、開幕ダッシュに意欲を見せた。昨季は３、４月に白星を挙げられず、自身７試合目の５月７日・西武戦でようやく初勝利。「ここ何年もキャンプ中からうまくいかないシーズンが続いていた」と振り返り、「それに比べたら今年は状態が良い方。この感じで続けていければ大丈夫な感じがする。（シーズンの）最初から良い流れでいけるに越したことはない。借金が出る状況はつくりたくないので、自分もしっかり貢献したい」と意気込んだ。

開幕投手の加藤貴とともに投球練習　２３日のロッテ戦で今季実戦初マウンド

　この日は開幕投手を務める加藤貴とともに、あえて全体練習と時間をずらしてブルペン入り。「緩い雰囲気でやりたかった。その方が僕は自分がやりたいことに集中できる」とユニホームも着用せず、リラックスしながら試行錯誤を繰り返した。

　２３日のロッテ戦で、今季実戦初登板を迎える。「真っすぐが大事なのは間違いない。真っすぐをしっかり投げながら、打者が変化球にどういう反応してくれるかを見たい」。開幕ローテーション入りが決まっている経験豊富なエース右腕。着々と調整を進め、ヨーイドンから勢いよく勝ちまくる。