ファイターズ
2021/10/08 15:16

≪ハム番24時≫ 栗山監督が語る 大谷は個人ではなくチーム第一の男だった

 上沢が6日の試合で規定投球回をクリアした。登板前、この数字について栗山監督に聞いていたが「そんなこと言ったら、翔平(大谷)に怒られるだろ」と返された。
 2016年の終盤。二刀流の大谷は隠れ防御率1位で、あと3イニング投げれば規定に到達。2年連続のタイトルを獲得できる状況だった。栗山監督が回想する。「どうする? と聞いたら『何を言っているんですか。そういうことではなくて、優勝させろと言ったでしょ?』みたいな感じだったよ」。
 大谷は個人タイトルなど意に介さず、投げずにポストシーズンへ備え、日本一に導いた。当時22歳。物事を捉える尺度が違いすぎる。表面的な見方しかできていないと、思い知らされた。

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