ファイターズ
2023/01/26 21:30

北山 ワインドアップ人生初挑戦「同じことをしていても、去年と同じ結果かそれ以下にしかならない」

ワインドアップでブルペン投球する北山(撮影・近藤裕介)

鎌ケ谷で自主トレ さらなる飛躍へ変化を恐れず

 フォーム&メンタル大改造だ! 日本ハムの北山亘基投手(23)が26日、千葉・鎌ケ谷の球団施設で自主トレを行い、人生初挑戦中のワインドアップ投法を披露した。今オフ、練習を続けてきた新フォーム。左足を上げた際の静止をやめるなど、大きな改良を加えた。公式戦で使用するかは未定だが、上々の手応えをつかんでいる。12月上旬には座禅体験を行い、ピンチで動じない精神力も鍛えてきた。キャンプイン、そして2年目のシーズンへ、準備万端だ。

 両腕を頭上に振り上げると、流れるような投球動作で力強いボールが放たれた。セットポジションを中心に、終盤は両手を胸の前まで上げるノーワインドアップを混ぜていた昨季とは、明らかに違う投げ方だ。「同じことをしていても、去年と同じ結果かそれ以下にしかならない。僕は去年の結果に全く満足していないので、やっぱり改善していけるところはしないと、(昨年の経験が)何の意味もない。挑戦しながら、失敗したらまた戻せばいいだけ」と大胆な変更の意図を説明した。

ブルペンで30球 新フォーム披露は「2・1」紅白戦

 仕上がり具合には好感触を得ている。この日はブルペンで捕手を座らせ、変化球も交えて30球を熱投。「鎖骨周りを使うことを意識したフォームなんですけど、これ以上難しく言っても多分(記事を)読んでくれる人が分からないと思う」と笑いつつ、「すごく感覚が良くなっている。動きの中で、連動性が出てきている。球速であったり目に見える数字は大差ないですけど、打者から見たフォーム的な間合いだったり、ちょっとしたタイミングのズレを追求してやっているので、そこは手応えがある」と充実感をにじませた。

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