コンサドーレ
2023/01/10 18:30

札幌新加入のMF小林祐希 キャンプ直前単独インタビュー 「オファーが出たこと自体、驚き」

キャンプ前の単独インタビューに応じた小林祐希(撮影・松本奈央)

 北海道コンサドーレ札幌の新たな一員となったMF小林祐希(30)が、沖縄キャンプ前に単独インタビューに応じた。かつては日本代表に選ばれ、海外4カ国でプレーするなど経験豊富な背番号99に、加入の経緯やミハイロ・ペトロヴィッチ監督(65)のサッカーの印象、今季に懸ける意気込みなどを聞いた。

30歳ベテランの域「話を聞いてからは迷いはなかった」

 昨シーズン途中にJ1神戸に加入した小林は、9試合で3得点をマーク。リーグ下位で苦しんでいた神戸を残留に導いた立役者の一人という声も少なくなかった。自身も「正直、シーズンが終わった直後は神戸に残ると思っていたので、札幌に来るとは全く思っていなかった」と当時の心境を振り返る。

 札幌から声が掛かった時も「オファーが出たこと自体、驚きでした。サッカー界で30歳といったら結構、ベテランの域になるし、チームをもう一段上に持っていく時には、やっぱり若い選手を獲ることが多いと思う。僕ぐらいの年齢の選手に声を掛けてくれた札幌には、すごい感謝しているし、話を聞いてからは迷いはなかった」と言う。

 今季、獲得した選手を見ても、MF浅野雄也(25)、DF馬場晴也(21)、FW大森真吾(21)と若い選手が目立つ。「勢いのある選手、これからの日本を背負っていくような選手たちですが、勢いとか年齢とかは関係なく、まだまだ自分にもできることはある。自分もまた日の丸を目指して頑張りたいので、新しいチャレンジをしていきたい。いろいろなチームを転々としてきたから、札幌に根付いて、自分のサッカー、札幌のサッカーを確立していけたら」。目標とする日本代表復帰のためにも、札幌でまた定位置を奪い、新たなキャリアを築いていく。