コンサドーレ
2022/12/23 06:00

《河合CRC竜の眼》今季のベストゲームTOP5【年末スペシャル・前編】

今季最終戦を終え、サポーターと共に記念撮影した札幌

 今年最後の竜の眼は、私が選んだ2022シーズンのベストゲーム、ベストゴールを紹介したい。今季は開幕から6戦連続ドローから始まり、残留争いにも巻き込まれたが、選手たちは最終的に6年連続のJ1残留を勝ち取り、成長した姿を見せてくれた。その中から最も熱かった試合、熱かったゴールを厳選して振り返る。まずはベストゲームTOP5を紹介し、あす24日の公開でベストゴールのTOP5を紹介する。

クラブに新たな歴史つくった川崎との激闘

1位 第31節ホーム川崎戦○4―3(10月1日、厚別)

 川崎を相手に聖地・厚別でシーソーゲームを繰り広げ、最後はロスタイム12分にFW小柏がカウンターから決勝ゴール。新たな伝説をつくり上げた。先制点を取られたが、まず前半で一度逆転したことでチームとしての実力も上がったと感じたし、後半にまた逆転されても、それを跳ね返すという、本当にクラブの歴史の中でも語り継がれるであろう試合となった。相手FW小林悠のゴールで逆転され、サポーターもまたかと思ったと思うが、あそこで逆転できる力をつけてきたのは評価できるし、チーム力がついてきた証拠。お互いにチームの良さを消すサッカーをしなかったし、互いの良いところを出し合うゲームとなったが、一人のサッカーファンとして本当に面白い試合だと思えた。最後も皆がつないだゴール。いかにチームとして戦う事が重要か、改めて気づかせてくれた。近年、結果を出し続けている川崎に対し、これだけ良い試合ができるというのは、チームとして成長したところだろう。今まで大敗が多かった中で、そのチームに近づいてきたと感じさせてくれた。

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