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2022/12/08 20:00

イチローも取り組んだ初動負荷トレで健康促進! 高まる人気「ワールドウィング札幌」

一般人にも人気が高まってきた「ワールドウィング札幌」

2018年3月、札幌・南平岸にオープン

 健康への新常識―。2018年3月に札幌・南平岸にオープンした「ワールドウィング札幌」。プロ野球選手の間でも多く取り入れられている初動負荷トレーニングはアスリートのみならず、一般の老若男女の中でも人気は高まっている。

 イチロー氏(元マリナーズ)や山本昌氏、岩瀬仁紀氏(元中日)などが現役時代に長らく取り組んできた初動負荷トレーニング。「ワールドウィング エンタープライズ」の小山裕史代表が提唱した初動負荷理論を具現化したB.M.L.Tカムマシンを用いるトレーニング法だ。施設に常駐するコーチングスタッフも鳥取にある本部で専門の研修を受け、指導資格を取っている。

今季から取り組んだ日本ハム・清宮「すごい良かった」

 筋肥大するためのウエートトレーニングとは一線を画している。重りなどで体に負担をかけず、ねじり運動を伴うことで、筋の柔軟性や関節可動域の拡大が狙える。この〝体に油を差した〟ような感覚には、今季から本格的に取り組む日本ハムの清宮も「初動負荷(トレーニング)も始めて、それもすごい良かった」と納得の表情だ。

 シーズン中も活用する選手にとって、日常で欠かせないトレーニングとなっている。コーチングスタッフの一條さんは「肩甲骨や股関節の可動域や動かしやすくなったと多くの方が感じており、(選手は)シーズン中の試合前のルーティンワークのように取り組んでいただいております」と話す。スポーツ選手では野球のカテゴリーが一番多く、下は小学5年生から上は社会人野球までが通っている。

一般女性の参加が増加

 そしてアスリートのみならず、一般の人にも広がりを見せている。「女性の方がすごい増えてきてて。平日の12時ぐらいになると、結構女性の方が多くトレーニングしてますね」と一條さん。部位に応じた器具が10種類全18台が揃っており、「その方のお体に合わせてご案内するトレーニングのプログラムは変えてます」とサポート態勢も万全だ。

 スポーツの競技力向上はもちろん、肩こりや腰痛の改善、有酸素運動による代謝の促進など、健康的側面でも大きな効果が期待できる。