ファイターズ
2022/10/20 23:40

【ドラフト】3位メッツ傘下3A・加藤 日本人大リーガーを〝逆輸入〟指名

メッツ傘下の3Aシラキュースの今季最終戦で安打を放つ加藤(共同)

新庄監督が獲得を熱望

 米大リーグのメッツ傘下3Aシラキュースに所属する加藤豪将内野手(28)。新庄監督が獲得を熱望していた逸材だ。他球団も調査を進めていたとの情報もあるが、日本ハムが上位の3位で〝一本釣り〟した。

 両親とも日本人ながら米国生まれ。2013年のMLBドラフトで名門ヤンキースから2巡目指名を受け、注目された。プロ10年目の今季、ブルージェイズで初めて開幕ロースター入りを果たし、レッドソックス戦でメジャー初安打をマークした。3Aでは週間MVPも獲得した。

ユーティリティー性が魅力

 内野なら、どこでも守れるユーティリティーさは魅力。何度も戦力外を経験しながら、はい上がってきた。不屈の闘志はストロングポイントの一つだ。何度もプレー映像をチェックしてきた新庄監督は、「加藤君、面白いかなと思って。足も速いらしいし、根性もあるみたい」と高評価していた。


■プロフィール

 加藤 豪将 (かとう・ごうすけ) 1994年10月8日、米カリフォルニア州生まれ。右投げ左打ち。MLB史上、日本国籍では初のドラフト指名選手。ヤンキースから2巡目(全体66番目)で入団。二塁手を主戦場とするが、複数ポジションを守れるユーティリティープレーヤー。昨季はマイナーで打率3割台をマーク。球団は経験十分なアベレージヒッターとして即戦力の評価。185センチ、91キロ。

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