ファイターズ
2022/09/02 23:30

《BIGBOSS VOICE》伊藤、最多勝を取れる位置まで来ている

■日本ハム3-1楽天(2日、楽天生命パーク)

 ―(自ら)
 「伊藤君、10勝して。でも彼は10勝を目標にしていないと思う。この先、最多勝を取れる位置まで来ていると思うんですけど。チャンスですよね。最多勝と(松本剛の)首位打者と。2人、そうやってタイトルが取れたらすごい、俺もうれしいし。プレーで光ったのは、上川畑君の(四回の)ダブルプレー。あれはデカかった。大体トスしたくなるんですよ。トスしてしまうと(球が)浮いてしまうから、ファーストがセーフになるパターン。自分で踏んで回転してファーストに投げたでしょう。あの辺はセンスがあるなと思いましたね。宇佐見君のリードも冴えていて、安心して見ていられました」

 ―相手もバスターが多かった
 「普通にやっていると思うけど、俺が変わっていることをたくさんやっているから(他チームは)多分、まねしていると思われて。普通の作戦ですよ(笑い)。ビッグボスのまねとか、多分違うと思う。そう言われるということは、ちょっとは変化を僕が持っていっているのかなっていう、うれしさはある。強いチームはやらなくていいからね、この作戦は。弱い、勝てないチームは打力が落ちるから、足を使って何とか1点を取るという作戦」

 ―清宮が六回に好守を見せた
 「(ファーストミットに)入ったのかな、捕ったのかな(笑い)。でも、すぐセカンドに向いて投げたから。ここに飛んで来たらセカンドっていう、前もっての意識はあった…のかな(笑い)」

 ―松本剛を六回に途中交代させた
 「(打球の)飛んだコースが二塁打コースで、ずーっと走りを見ていたんですけど、ファーストの手前くらいでちょっとおかしい動きをしたから。痛めたんじゃなくて違和感が出たと思って、見たら案の定。『OK』は出したけど、ちょっとおかしいって感じ。こっちの判断で」

 ―病院は
 「病院は多分、行かずにホテルのルームマッサージ呼ぶんじゃない?(笑い)」

 ―伊藤投手に最多勝を取らせるために間隔を縮めたりするか
 「いや、それはないっすね。気になるのは80球くらい過ぎてきた時に、ちょっと勢いがなくなってくるかなとは見える。(今回だけではなく)その前も。抑えていても。ボール、ボール、ボールになって、そういう時に何か違うんすよね。説明は難しいですけど。代えようと思って、スパっと」

 ―改めて伊藤の良さ
 「何だろう? コントロールがメチャクチャいいってワケでもないし、タイミングを外すうまさかな? バッターの。ちょっと変えているの分かりますか? 少しだけ。ずっと言っているように、バッターはタイミングをずらされる。だから、(見逃して)あーってなったり、打ち損じてフライが上がったりするところがうまさじゃないかなと思いますね。あれに、去年の見た目でグワーンっていう力強さが乗ってきたら、もっともっと勝てる。でも足痛めたりしたんで、それもあると思うんですけど、ピッチャーのことは分かんない。(監督として)まだ1年目だし、(投手を)やってきてるんだったら説明できるけど、ピッチャーをしたのは2試合だけなんで」

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