コンサドーレ
2021/09/09 11:05

札幌 決定力不足深刻 リーグ3戦連続無得点

後半、C大阪ゴール前に攻め込む札幌だったが…

■J1第19節 コンサドーレ札幌0-3C大阪(8日、札幌厚別公園競技場)

北海道コンサドーレ札幌は札幌厚別公園競技場でC大阪と対戦し、0―3で敗れた。リーグ3戦連続無得点と攻撃陣は停滞ムード。通算10勝6分11敗で12位に後退した。次節は11日、アウェーで再びC大阪と対戦する。

 狙い通り攻め続けながらも、またもゴールネットは揺らせなかった。ペトロビッチ監督は「前半は2、3点取れてもおかしくなかったし、後半もそうだ」と肩を落とした。「攻撃」がチームカラーの札幌が、リーグ3戦連続無得点。チャンスはつくっても、決められない。

 右シャドーで先発したMF金子は「前半から支配する中でやってはいけない簡単な失点で負けてしまう。非常に情けない。自分たちにありがちな負けパターン」と厳しい表情で話した。


 試合を動かせないまま、前半ロスタイムに先制点を献上。精度が高い右からのクロスをMF藤田に頭で沈められた。後半6分にはCKから追加点を許し、試合を難しくした。


 一方で、後半27分にはMF高嶺の左クロスにFWジェイが頭で合わせたが、無情にも右ポスト直撃。後半開始から出場した新加入FWトゥチッチも、まだボールを呼び込めず、シュート0本と苦戦した。


 焦りが出始めた後半43分にはFW大久保にとどめを刺された。終わってみれば、0―3の完敗だった。


 MF高嶺は「きょうはセレッソが上だった。この悔しい気持ちをすぐに晴らすチャンスがある。次は必ずアウェーで勝ち点3を取りたい」と必死に前を向いた。中2日で迎える敵地での再戦。札幌の意地と修正力が問われる。
(石栗賢)

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