イエスタとアルテミスに朗報 大河チェアマンがSV2部創設の構想を明かす
札幌市役所の加藤副市長(中央)を表敬訪問したSVリーグの大河チェアマン(左から2人目)、イエスタの澤野代表(左端)、アルテミス北海道の山崎新オーナー(同4人目)=撮影・西川薫
札幌市への表敬訪問で将来構想
バレーボールSVリーグの大河正明チェアマン(67)が4日、北海道イエロースターズの澤野佑介代表取締役(42)とアルテミス北海道の新代表・山崎俊氏らとともに、札幌市の加藤修副市長を表敬訪問した。その席上、SVリーグ3年目となる2026-27シーズンにSV2部(仮称)を創設し、プロ志向の十数チームをVリーグから移管する構想があることを明らかにした。
3季目から男女ともにプロ化へ
世界最高峰のリーグを目指すSVリーグ。1年目を終えた大河チェアマンは「今までどうしても実業団という色が強かったので、やっぱりバレーボールでちゃんと事業として成り立たせるという風に、これから変えていく第一歩が始まったかな。これはまだ外には出していないですけど、1シーズン目が終わって、今度2シーズン目で、3シーズン目からですね、男女ともにプロ化していこうと。あとSVの2部を作ろうと考えてます。今まではSVとVと組織が分かれていたんですけど、このVの中からSVの方にある程度、十数チームに来てもらって」と構想を明かした。
SVを12チームでの開催も視野 組織改革をしていきたい
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実現すれば現在SV準加盟のイエスタにとっては朗報だ。24-25シーズンに新Vリーグで東地区の王者に輝いた。SVライセンスも交付されていたが、偶数チームを基本に構成されるSVリーグにはヴォレアス北海道など10クラブが決まり、昇格を逃してしまった。大河チェアマンは「12(チーム)にしちゃうという手もある。このシーズンは10でやりますけど、翌シーズンですね。少し全体の改革というか、組織改革みたいなのをしたいと思います。期待して、上がってきてください」とエールを送った。
澤野代表「選手強化は順調」
同席したイエスタの澤野代表も意欲満々だ。「25-26においては、昨年のポジティブに悔しいっていう気持ちをバネにして、必ず日本一を取って札幌市民の皆さんに喜んでいただければ。選手強化は順調です。まだ内緒ですけど、これから(情報が)出てくるんで、期待してください」と、新シーズンへ向けて意気込みを語った。
山崎新代表「SVを目指す」
一方、昨季Vリーグ女子最下位の11位に終わったアルテミス北海道。株式会社Wizの代表取締役社長も務める山崎新代表は「地域のスポーツチームの運営系に興味を持ってました。鹿児島でバスケットボールチームの運営、経営をして4年が経過したタイミングで、ご縁がありました。北海道というキーワードと、女子というキーワードに非常に可能性を感じて、今回オーナーをやることになりました。(SVを)目指して行きます。皆さまにご期待いただけたら」と話した。
