【プレーバック】J2第18節 仙台1ー1札幌

■5月31日、宮城・キューアンドエースタジアムみやぎ
雷で1時間以上中断
北海道コンサドーレ札幌はベガルタ仙台とアウェーで対戦し、1-1で引き分けた。激しく雨が降る中、前半13分に雷により1時間以上中断。再開後も雨脚が弱まることはなかった。前半終了間際に先制されたが、後半43分、途中出場のFWアマドゥ・バカヨコのゴールで同点に追いついた。
札幌は15試合ぶりに先発出場したFW中島大嘉(22)と、MF木戸柊摩(22)の2トップ。FW原康介(19)が左サイドハーフ(SH)を務めた。中断をはさみ試合再開後の前半18分、左サイドバックのDF高嶺朋樹(27)からのクロスに、中島がシュートを放つも、相手GKに阻まれた。
札幌はボール保持率は高いものの、フィニッシュまで届かない。そんな膠着状態で迎えた前半終了間際の45分。仙台のMF郷家がゴール正面でトラップからの右足シュート。GK菅野孝憲(41)の股を抜かれ、先制点を決められた。その直前に、仙台FW宮崎の強烈シュートを菅野が止めていただけに、守護神を責められなかった。
後半は、中島に代えてバカヨコを投入。同13分に、原に代えてMF田中克幸(23)を投入した。原がいた左SHにボランチだったMF青木亮太(29)が行き、田中克はボランチに就いた。同25分にMF宮澤裕樹(35)、FW出間思努(19)を、同36分にはFW白井陽斗(25)を使い、交代枠を使い切った。
システムを4バックから3バックに変更し、白井が裏へ抜ける動きを見せるなど、札幌の攻撃が活性化した。対照的に仙台は5バックと守りに入った。後半43分、右サイドにいた田中克のクロスに宮澤つながり、ゴール前の混戦から最終的に宮澤のヘッドからのパスをバカヨコが頭でゴールに押し込んだ。
今季ここまでJ2リーグ戦での全19得点中、前半は7点、後半が12点と後半で強さを見せていた札幌が、この日も終了間際で勝負強さを発揮した。バカヨコはチーム最多の5点目となった。勝ち点3には届かなかったが、上位の仙台相手に、執念で勝ち点1をもぎとった。



