山本拓実 サウナ・スパ健康アドバイザー取得!「自覚が生まれました。もっと勉強します」
自主トレ中に笑顔を見せる山本拓=撮影・宮西雄太郎
エスコンで自主トレに励む日々
好きをカタチにー。日本ハムの山本拓実投手(24)が19日、エスコンフィールド北海道で自主トレを行い、11月に『サウナ・スパ健康アドバイザー』の資格を取得していたことを明かした。
すべては野球のため サウナー右腕が一念発起
愛と探究心は本物だ。チーム屈指のサウナーは、シーズンオフの始まりと同時に計画を進めてきた。
「けがもあってゆっくりしている時に、野球につながることを勉強できるんじゃないか?って思いました。好きなことなら集中して取り組める。今年はサウナにハマったので、資格を取ろうと考えました」

秋季キャンプ中にコツコツ勉強
秋季キャンプ期間中は、練習を終えて自宅へ戻ると、隙間時間を見つけてはテキストを読み込んだ。
歴史や種類、脱水症状時の応急処置など基礎知識を蓄え「サウナのことだけかと思いきや、体のツボとかの問題もあって意外と多岐にわたります。ちなみにフィンランドは国会議事堂にサウナがあるほど文化が浸透しています。本場のすごみですね」と、奥深い〝サ道〟の世界にますます魅了されたという。
エスコンにサウナ道具一式を常備
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
本拠地・エスコンフィールド北海道には、夫人からプレゼントされたサウナハットやお尻マット、お気に入りのタオルなど道具一式を常備。遠征先でも宿舎近くの入浴施設を探し回り「休みの時は基本的にサウナへ行きます。サ飯も食べます。しょっちゅう銭湯に出没してます」と、尽きることのない熱意を言葉にした。
ダッシュを繰り返す山本拓
効果抜群 登板後にも心身ともリラックス
大好きな趣味は、実益も兼ねている。山本拓はアスリート目線で、その効能を説明する。
「ナイターで夜9時ぐらいに投げると、興奮してうまく寝られないことがある。そこでサウナと水風呂に入ることで、副交感神経を刺激してリラックスできる。デイやナイターで生活リズムが変わっても、モードを切り替えられます」

さらなる研さん期す
道を究める過程の中で、普及活動にも力を入れるつもりだ。
「資格を取ったことで『自分はサウナに詳しい人だ』っていう自覚が生まれました。これから増えるであろう、人から聞かれる機会のために、もっと勉強します」
息抜きにさえ、真剣に向き合う。生真面目な右腕は、心身をととのえて来季へ向かう。