コンサドーレ
2024/11/26 17:00

《平川弘のCool Eye》札幌にとってリスクをかけての撃ち合いはもってこい

 

緊迫感のあった天皇杯決勝

 天皇杯の決勝は神戸がG大阪を1-0で下し、関西勢対決を制した。東京の国立開催であの観客数(5万6824人)、盛り上がりは大したもの。元日に行われない天皇杯決勝に違和感を拭い切れないが、緊迫感のあるゲームであった。

 どちらが勝ってもおかしくないゲームだったが、G大阪はFW宇佐美がいない分、最後のゴール前の部分での怖さがなかった。神戸も決して攻撃がうまくいっていたとは思わないが、我慢して自分たちの流れの時にチャンスをものにした。そこにはやはり、こぼれ球を拾い、FW大迫にロングボールを入れて起点をつくり、FW宮代、武藤が飛び出してくるという自分たちの形があった。彼らは現在、リーグ戦でも首位にいるが、やはり安定した強さがあると感じた。

柏を叩いてくれることを願いたい

 札幌の残留争いのライバルである柏。その次節の対戦相手が神戸である。天皇杯決勝とリーグ戦ではモチベーションも違うし、全く違うゲームである。天皇杯を獲って神戸も一息つきたいところだろうが、リーグ戦では広島と勝ち点3差で首位にはいるが、負けられない状況。必死に向かってくる柏を叩いてくれることを願うばかりである。

3点差以上で勝つという目標 点を取りに行く意識がどう影響するか

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