コンサドーレ
2024/05/19 22:10

26試合続いていた札幌MF駒井善成の不敗神話が崩壊 終了間際の失点で「勝ち点を失いすぎている」

後半2分、こぼれ球を押し込んで今季初ゴールを決めたMF駒井(右)=撮影・小松巧

■J1第15節 柏2-1札幌(5月19日、千葉・三協フロンテア柏スタジアム)

今季初ゴールで通算29得点

 不敗神話、崩れる―。北海道コンサドーレ札幌は敵地で柏に1-2で敗れた。1点ビハインドの後半2分、右シャドーに入ったMF駒井善成(31)がこぼれ球をゴールに突き刺し、今季初得点をマークした。プロデビューから通算29得点を記録。柏戦前まで得点した26試合は24勝2分けと負けなしだった。そんな〝神通力〟も今季の札幌には通じなかった。後半アディショナルタイムに一瞬の隙を突かれ、勝ち点を逃した。

支配率で圧倒も最後の精度欠く

 「一番あってはダメな試合」。試合後の駒井には当然、笑顔はなかった。今季の札幌を象徴するような試合内容だった。前半から試合の主導権を握り、コーナーキックから先制点を許したものの、何度も柏ゴールに迫っていた。後半開始早々に駒井のゴールで試合を振り出しに戻し、その後も圧力を掛け続けた。ボール支配率は62%と圧倒。しかし、今季の課題である最後の部分の精度を欠くと、勝利の女神は相手に微笑む結果となった。

後半2分、今季初ゴールを決めたMF駒井

 

「自分も責任を感じています」

 試合をコントロールし、勝ち点3も狙える状況だったが、まさかの勝ち点ゼロに終わり、駒井は「きょうに始まったことじゃないと思うけど、勝ち点を失いすぎている試合が多すぎて、さすがにこたえますね」と落胆の色を隠さなかった。「最後を仕留めるのは個人の力が大きく占めるので、逆転のゴールを決められなかったのは選手一人一人の責任。自分たちが狙いとする形で決め切れないところが最後、勝ち点に響いている。自分も責任を感じています」と続けた。

前節と同じ選手交代も、試合状況異なりピッチ内の意思統一できず

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