札幌ＤＦ髙尾瑠が古巣・Ｇ大阪戦に闘志「勝つためにやっていきたい」（予想スタメン付き）

練習前のウォーミングアップで浮き球をトラップしようとするＤＦ髙尾（右）＝撮影・工藤友揮

■４月５日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場

　今季新加入の北海道コンサドーレ札幌ＤＦ髙尾瑠（２７）が、自身初の古巣対決となる６日のＧ大阪戦（札幌ドーム、午後２時キックオフ）に向けて、静かな闘志を燃やしている。

　「楽しみな気持ちですね」。昨季まで在籍したＧ大阪との対戦を翌日に控え、口にした。ルーキーイヤーから５シーズン在籍し、青黒のユニホームで通算１２４試合（※Ｇ大阪Ｕ－２３含む）を戦ってきたが、今季から札幌に新天地を求め、戦闘服を赤黒に変更。戦列復帰３戦目で、ついに札幌ドームで古巣を迎え撃つときが来た。「やっぱり（他の試合とは）全然違いますね。どの試合でも思いを込めてやるんですけど、古巣相手だとイメージが違うので、すごく楽しみです」。

負傷で出遅れ　ここから巻き返す

　キャンプ中の負傷のため、シーズン当初は出遅れた。前々節の神戸戦で今季初出場を果たすと、前節の名古屋戦は後半１３分から途中出場。札幌の一員になってから初めて札幌ドームのピッチに足を踏み入れた。「ホームになって、すごくサポーターの声が聞こえてやりやすい、というイメージです」と、新たなホームスタジアムの印象を口にし、「これからたくさん試合に出て、自分のストロングポイントを出していきたい」と、コンディションの上昇と共に、さらに右サイドを駆け上がってチャンスメークすることを誓う。