■オープン戦　日本ハム３ー９楽天（３月１０日、静岡・草薙総合運動場硬式野球場）

　日本ハムの万波中正外野手（２３）が「６番・右翼」で先発フル出場し、適時二塁打を含む２安打１打点と躍動した。一回の守備では、右翼線へのゴロをすばやく処理し、鋭い送球で打者走者の小深田を二塁で補殺。シーズンでも対戦する同リーグのライバルに、あらためて強肩を印象づけた。一問一答は以下の通り。

―一回の守備で魅せた
「いいプレーだったんじゃないですか。捕球から全くミスなくできたプレーなので、良かったです」

―打者走者は小深田。足が速いと頭に入れていたか
「誰がランナーでも狙いますけど、小深田選手、足の速い、そうやって頭に入れながら、最大限、急ぐようには心がけていました」

―オープン戦で初のマルチ安打
「それは普通に良かったなと思います。きのう、かなり悪い感じ（４打数無安打）からのマルチだったので。何というか、きょうもまだまだ良いとは言えないですけど、悪いなりに少しずつ対応できたというのはいいかなと思います。最後の（凡退した）２打席も内容的にはそんなに悪くないかなと思ったので。打球が上がっていなかったり、詰まり気味だったりはありますけど、打つボールの選択もだいぶ良くなってきたかなと思います。低めも少しずつ見えてきたので、それはいいかなと思います」

―２試合続けてフル出場。調整しやすい部分は
「そうですね。4打席あると、いろいろなことを試すチャンスもありますし、何より久しぶりにフルで出られて、何とも言えない充実感がありますね」