ファイターズ
2024/03/01 21:55

【一問一答】稲葉2軍監督 初陣勝利に「エスコンで指揮を執らせていただけるのは、僕の中で夢のような時間」

六回、選手交代を告げる稲葉監督=撮影・松本奈央

■春季教育リーグ オイシックス3ー8日本ハム(3月1日、エスコンフィールド北海道)

 今季からファームの指揮を執る日本ハムの稲葉篤紀2軍監督(51)が1日、エスコンフィールド北海道で行われたオイシックス新潟との〝初陣〟で勝利を収めた。2014年の現役引退から10年。久々にファイターズのユニホームに袖を通したレジェンドは、勝利と育成の両立を目指して再び全力疾走する。試合後の一問一答は以下の通り。

―エスコンで初指揮
「勝てたので良かったです(笑)」


―前日はどこに座ろうと話していた
「一番前の席に座ろうか、立とうかというところでした。攻撃中はある程度、立ちながら、守備の時は座って。投手は立っていられると、
良いようには思わないらしいので。できるだけ座ってました(笑)」


―試合の中で良かった点は
「投手陣はどの投手も良かったと思う。いろいろと課題を持った選手もいたけど、その中でもいいピッチングをしてくれた。打者陣も今年はエスコンが初めてで、ある程度の緊張感がある中でうまく調整して、試合に入ってくれました」

―選手の中にはエスコンが初めての選手もいた
「野手の外国人選手はグワチョ(マルティネス)以外は初めて。それでもうまく対応していましたね。スティーブンソンは惜しい当たりが向こうの好守備に阻まれたけど、バットは振れている。レイエスは逆方向に本塁打を打てるのが魅力だなと。外国人も含めて、みんないい調整をしていますね」

―有薗らがいい活躍
「うれしいですね。自信にしてほしい。有薗は昨年、一昨年と1軍の試合に出たが、なかなかいい結果が出なかった。その中でキャンプ(の紅白戦)で1軍に呼ばれて本塁打を打ったり、きょうもヒットを打った。ボスが見ている中でね。守備でも三塁前のゴロをしっかりさばいて、成長している」

―今季のエスコン初戦は2軍戦。その意義は
「ほとんど(メンバーは)1軍でしたけど(笑)。その指揮を執らせていただけることも、私自身へのご褒美かなと。平日にもかかわらず、来ていただいて応援してくださって、途中で稲葉ジャンプの音楽もなってね。懐かしく思いながらも、いよいよ始まっていくんだなという思いになりました。このエスコンで指揮を執らせていただけるのは、僕の中で夢のような時間でした。本当にありがたかったです」


ーオイシックスとは今季2軍で対戦する。新規チームが入ったことの意義は
「オイシックスには、もう一度プロを目指す選手、これからプロを目指す選手がいて、2軍ではあるけど、プロとの対戦はこれからのモチベーション、参考になっていくと思う。お互いに切磋琢磨しながら成長につながっていけばいいと思う。きょうもプロ経験がある投手がたくさんいて、良い投手だなと思う選手もいましたし、振れている打者もいました。お互いのレベルアップにつながればいいですね」

ー相手にはホームランも。驚きは
「正直、レベルが分からなかったので、どんなものかな?と見ていたけど、これがファーム同士のゲームだったら、もっと良い勝負になるんだろうなと感じました。良いレベルにあることを肌で感じましたし、われわれも負けられない思い。もっとレベルアップをしなければいけない」

ー開幕に向けてチーム全体のレベルアップが必要

あわせて読みたい