このオフ、選手の結婚発表が相次いでいる。すでに玉井、上原、生田目、今川、伊藤、山本拓が入籍を報告した。日本は晩婚化が進んでいるが、プロ野球選手は比較的、早く結婚を決める傾向がある。

　この流れに沿って、鎌ケ谷で自主トレ中の矢沢に質問した。１年目のシーズンを終えたばかりの２３歳。結婚願望はあるか―と尋ねたら「あります！」と即答。続けて「若いうちにしたいです」と声を弾ませた。

　身体能力が高い二刀流プレーヤー。物腰は穏やかで、チームメートをイジるおちゃめな一面も持つ。ファンから声をかけられることも多い人気者は「モテないですよ」と笑ってから「先輩を見て、いいなと思います。子どもが欲しいですね。みんな球場に連れてきていて、めっちゃかわいい。僕も早くそうなりたい」と近未来の理想を思い描いていた。

　シーズン中、同じく２３歳の野村は、取材中にめいの話題になり「姉の子どもなんですけど、すごくかわいい。野球選手は短命ですし、早く結婚することに意味があるんじゃないですか」と持論を展開した。一見、華やかだが、孤独な世界。守るべき家族が増えることで一層、強くなれるのかもしれない。