コンサドーレ
2023/11/07 18:00

《平川弘のCool Eye》一昔前の札幌を見ているようだ

堅守速攻、ハードワーク貫き初優勝した福岡

 ルヴァン杯決勝では福岡が浦和を下し初優勝を果たした。札幌が言える立場ではないが、経営規模が決して大きくない福岡がタイトルを獲ったことの意義は大きい。福岡は身の丈にあったサッカーで結果を出した。ポゼッションを排除する訳ではないが、堅守速攻を徹底してハードワークするプレースタイルは一昔前の札幌を見ているようだった。

元札幌の奈良と前が大黒柱として活躍

 おまけに福岡には奈良竜樹と前寛之が大黒柱としてプレーし、なくてはならない存在となっている。昔の札幌とダブって見えるのは私だけではないだろう。決勝戦開始直後の先制点はどこから出て来たの?というくらい前の気持ちが入ったものであった。いつもはボランチが定位置だがこの日はシャドーでの起用。ゴール前に顔を出し点に絡むことがミッションでもあった。長谷部監督の賭けが吉と出た。水戸時代からのつながりで前と長谷部監督が一心同体であることを感じずにはいられなかった。

初心に返って真似なければならない部分とは

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