ファイターズ
2023/10/27 00:45

1位で大型左腕の細野を指名 実り多い2023ドラフト

8選手の交渉権を獲得 バランスの取れた指名

 支配下5人、育成で3人を指名した。1位抽選に〝2連敗〟したが、日本ハムにとっては不幸中の幸いだったのかもしれない。東洋大の大型左腕・細野の交渉権を獲得した。最速158キロを誇る素材型。新庄監督は「ボールのキレ、勢いは今ドラフトで一番」と評した。コントロールが課題とされるが、「直すテクニックは(球団に)ある」と言い切った。1年目から1軍マウンドに上がる可能性は十分にある。

 2位には世代NO1捕手の呼び声も高い上武大の進藤。激しい正捕手争いに割って入れば、面白い。3位の山梨学院大・宮崎は大型外野手で、大学日本代表にも名を連ねた逸材だ。4位以下は近未来を見据えての指名となったようだ。鹿児島城西高・明瀬は内野手で、右の長距離砲として期待されている。5位の前橋工高・星野は長打力に加え、俊足と強肩もウリの外野手だ。育成は投手1人、野手2人。いずれも高校生を指名した。

大渕スカウト部長 「満足できるドラフト」

  大渕GM補佐兼スカウト部長は「予定通りというか、われわれのリストのある一定以上の中から支配下5人を獲れましたし、(抽選に)2回外れましたけど、十分補えるというか、満足できるドラフトだったと思います。野手を多めにいくというのは事前に決めていた。それは全然、間違っていなかったと思います」と総括した。

あわせて読みたい