高校野球
2023/10/26 18:50

北海が秋季全道3年ぶり優勝で春夏秋完全制覇! 夏の甲子園メンバーに生まれた主力の自覚【秋季全道高校野球】

秋季全道で3年ぶりに優勝し、春夏秋完全制覇した北海ナイン(撮影・宮永春希)

■秋季全道高校野球大会最終日(10月26日、札幌ドーム)
▽決勝 北海8-4東海大札幌高※延長十回タイブレーク

春夏秋道大会優勝は04年の駒大苫小牧以来19年ぶり

 甲子園メンバーの自覚が、19年ぶりの完全制覇に導いた。北海が4点差をひっくり返し、2020年以来3年ぶりの優勝を果たした。同一年での春夏秋道大会優勝は04年の駒大苫小牧以来、19年ぶり。夏の甲子園を戦ったことで新チーム結成は遅くなるハンデもあったが、甲子園でベンチ入りした2年生の金澤光流主将ら7人が中心となって、チームをまとめていった。1試合ごとに成長し、秋も頂点に立った。来月15日開幕の明治神宮野球大会出場を決め、来春のセンバツ甲子園出場も確実にした。

厳しい試合を乗り越えて

 険しい道のりを一丸となって乗り越えてきた。東海大札幌高との激闘を制し、今年の道大会を完全制覇。金澤主将は「大会を通じて、春夏を優勝して秋も優勝するぞと意識はしていた。支部からずっと厳しい試合が続いていた。勝ち切れて、すごくうれしい」と喜び、平川敦監督(52)も「すごいですね。非常にうれしい気持ちでいっぱいです」と目を細めた。

校歌斉唱した後、スタンドに向かって駆け出す北海ナイン

 

夏の甲子園ベンチ入りメンバーは9人 平川監督「自覚を持て」

 新チームには1、2年生合わせて夏の甲子園ベンチ入りメンバーは9人も残った。しかし、平川監督は「満足感、達成感でどうしてもそこで終わっちゃう。気持ちの面がしっかりしないと勝つのは難しい」と見ていた。特に2年生の金澤主将、大石広那捕手、谷川凌駕二塁手、幌村魅影遊撃手、片岡誠亮中堅手、宮下温人右翼手、長谷川駿太外野手の7人には口酸っぱく「自覚を持て」と言い続けた。

新チーム内で意識や経験の差

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