ファイターズ
2021/11/01 17:28

堀 師匠・宮西目指し中継ぎの柱になる

自身初の最優秀中継ぎ投手のタイトルを手にした堀

 セットアッパーは譲らない! 日本ハムの堀瑞輝投手(23)が、来季以降も勝ちパターンで投げ続けることを誓った。今季はプロ初となる最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得。14年連続50試合登板を果たした宮西尚生投手(36)のように、長く活躍できる投手を目指す。

 今季得た自信をさらなる成長につなげていく。自己最多の60試合に登板し、39ホールドを挙げた左腕は「去年より、投げていてあまり深く考えることなく、すぐ切り替えて軽く考えられるようになった」と、精神面での成長を実感している。

 きょう1日に退任会見を開く栗山監督へ、タイトルを獲得する姿を見せることができた。「監督の中では、先発でやってもらうというのがあった。自分が中継ぎやりたくて中継ぎをやらせてもらった。わがままをすごく言った。何とか最後の年に結果を出したので、良い恩返しができたと思います」

 今年は“師匠”である宮西が調子を落とし、その穴を埋めるように大車輪の活躍を見せた。宮西も後半戦では復調。14年連続50試合登板を達成し、堀も「来年は良い結果を残されるはず」と宮西の復活を確信している。

 その鉄腕左腕に負けるわけにはいかない。「(宮西は)調子が悪かったとしても信頼はあるピッチャー。押しのける気持ちで? 気持ちは強く持ってやっていきたい」と強い意気込みを見せた。

 ゆくゆくは守護神も―、と思いきや「クローザーは嫌です。七回、八回くらいで投げたいです」ときっぱり。宮西のように中継ぎの柱に君臨し続けるのが理想像だ。「何とか来年も勝ちパターンで投げられるように頑張っていきたい」と、来季も結果を出してポジションを勝ち取っていく。

 しっかりとした成長曲線を描いている5年目左腕。新庄新監督の下でも、表情を崩さずに、淡々と打者の懐へ投げ込む姿を見せる。

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