コンサドーレ
2023/09/30 18:55

《柏戦後》自分たちが一番気をつけなければならないカウンターで失点してしまった

■J1第29節 札幌1-2柏(9月30日、札幌ドーム)

失点後も選手たちは落ち着いてゲームしてくれた

―試合を振り返って
 試合の入りは非常に良くなかった。柏が前からプレッシャーをかける中で、ビルドアップが安定せずに危険な形でボールを奪われて、あわや失点という場面をつくられていた。あの状況の中で失点しなかったのは良かった。

 試合の経過とともに選手たちは自分たちのペースを取り戻してゲームを支配してくれた。チームの中では、柏はカウンターが危険だという話をしていたし、そこをしっかりと注意していた。残念ながら1失点目はそういった形でボールを奪われて、非常にスピードのある相手の19番(FW細谷)に、そのスピードを生かされ、自分たちが一番気をつけなければならないカウンターで失点してしまった。

 失点した後も、選手たちは落ち着いてゲームをしてくれていたと思うし、そういう中でチャンスもあった。ただ2点目に関してもシンプルなクロスからの失点だった。我々のCKやセットプレーの数、あるいはクロスの数に比べたら相手はそこまで多くなかったと思うが、非常にシンプルな形で2失点目を喫してしまった。

後半は期待以上のプレーを見せてくれた

 後半に入って選手たちは私の期待以上のプレーを見せてくれた。すばらしいボールの動かし方、動き出しで攻撃の形を活性化させてくれたし、そういう中でいくつも決定機をつくってくれた。後半の攻撃に関しては非常にバリエーションも多く、左右からの攻撃の形や、真ん中の攻撃のコンビネーションと、非常に多彩な攻撃を選手たちはクリエイトしてくれたと思う。

 得点して1-2にしてから、同点になってもおかしくないチャンスはいくつかあったが、相手のGKに止められたり、あるいはシュートが枠をそれてしまったりと、なかなか決めきれずに敗れてしまった。

 ゲームの内容自体は、前半の20分くらい以外は自分たちの狙いとする戦い方ができていたと思うし、チャンスもクリエイトしてくれた。もちろん失点の場面に関しては、自分たちが気を付けていなければいけないような形で先制点を奪われているというのは、しっかりと反省しなければいけない。それ以外の部分、もちろんチャンスをゴールを入れる割合は上げていかなければいけないが、選手たちが見せてくれたものは決して悪いものではなかった。PKになってもおかしくないような相手のハンドのシーンもあったが、レフェリーの判断というのは尊重されるべきであるけれど、やはり我々にとっては決して納得のいく判定ではなかったという思いは残っている。

 そういったものも含めて非常に残念な結果に終わったし、非常に悔しい思いでいっぱいだが、残りの5試合を引き続きチームとしてまとまりながら、良い結果を残せるように全力で戦わなければいけないと思っている。

桐耶は北海道出身の、我々の育成から育った選手

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