ファイターズ
2023/09/17 22:25

道産子左腕・根本 和田との22歳差対決制し2勝目 ベテランの取り組みに感銘「ちゃんと走ります」

三回を無失点に抑え、ベンチに戻る根本(左)(撮影・松本奈央)

■パ・リーグ22回戦 ソフトバンク1-6日本ハム(9月17日、エスコンフィールド北海道)

約1カ月ぶりの復帰登板で5回⅔を2安打無失点

 超満員のホーム球場で、道産子左腕が躍動した。日本ハムの根本悠楓投手(20)が17日、エスコンフィールド北海道で行われたソフトバンク戦に先発し、六回途中無失点の好投で今季2勝目を挙げた。8月の登板で左足首に打球が直撃して以来、約1カ月ぶりの1軍マウンドで潜在能力の高さを証明した。

二回に3連続四死球も 自らフォーム修正

 過去の教訓を生かし、難局を乗り越えた。二回に制球が乱れ3連続四死球。1死満塁のピンチを迎えたが、動揺はみじんもなかった。脳裏に浮かんだのは今季初登板だった8月10日・西武戦の記憶だ。「前々回(登板)はクイックの時に、ちょっと投げ急いでしまった。今回も同じ感じだったので、少しためて投げるようにしたら良くなった」と自ら投球フォームの異変に気付き、すぐさま修正。後続を断ち、先取点を与えなかった。
 

5回⅔を2安打無失点と好投した根本

 

柳田、近藤の連続三振斬りなど自己最多8K

 立ち直った三回以降は柳田、近藤を連続三振に斬るなど圧巻のパフォーマンスを披露した。「全力で腕を振りに行きました。真っすぐも走っていたし、スライダーも決まった。欲を言えば六回をちゃんと投げきりたかった」。終わってみれば5回⅔を投げ、キャリア最多の8奪三振。過去最多3万4035人の観衆が見守る中で、地元のホープが輝いた。

〝息の長い投手〟が目標 「自分が生まれたぐらいに初登板ですよね…」

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