日本ハムの伊藤大海投手（２６）が１０日の西武戦（エスコンフィールド北海道）に先発する。直近３試合は１勝２敗と黒星が先行しているが、３試合連続完投と好調を維持。シーズン終盤に本領を発揮している右腕が、今季８勝目へ向けて意気込みを語った。一問一答は以下の通り。

―１週間のはどうだったか
「変わらずですね。より良くなるように、いろいろ細かいところも見直しながら。内容の良い反省ができているので、またそれを次の試合に生かせたら」

―細かい部分とは
「カウントの取り方であったり、整え方です。ある程度、ボールを操ることができているので、そういう部分でいろんなバリエーションをたくさん考えてプレーできればなと思います」

―長い回を投げて得たものは
「立ち上がりはやっぱり永遠の課題というか、本当に難しいところだと思う。そこを何とか良い形でしのぎたい。最近は三、四回くらいから持ち味が出てくる。そこまでの持っていき方と、できればそれを、もっと早い段階で持っていけるようにしたいなと思います」

―暑さが苦手と話していた。気候が涼しくなってきたのはプラスに作用するか
「そうですね。なんかこう、余計なことを考えなくていいかなって（笑）」

―残り試合でやりたいこと

「イニングは少しでも多く投げたいです。やっぱり防御率も、もう少し下げておきたい。できる限りゼロを刻めるように、しっかり考えて、１イニング１イニング、１人１人投げていけたらなと思います」

―８日にブルペンで、テークバックについて建山さんと話していた
「最近、自分である程度コントロールできているという部分で、何が要因かと考えた時に、そこかなという話を建山さんと照らし合わせながら。その確認をきのうはしていました」

―何か変えた？
「変えたというよりは、そうなっていったという感じかなと思います」

―（状態が）悪くなれば、そこに戻すという指標にも
「無駄を省いていった結果、そうなっているだけで、それが今の体に合っているのかな。自分の体に対応しながら、いろんな調整方法というか、自分の引き出しの一つにしたい。今は自分の中で、ピタッとはまっているかな」

―過去２年は防御率２点台。そこも目標になるか
「何とかそこまで持っていきたいというのはあります。イニングを投げられたら、それなりのピッチング、ゲームをつくることができると思う。最少失点で最後まで投げきりたいです」