ファイターズ
2023/09/01 21:00

《ハム番24時》9月1日

 高卒ルーキー・安西が、公式戦デビューを果たした。結果は2軍楽天打線を相手に、1回1安打2四球1失点。それでも、独特のリリースポイントから繰り出す伸びのある直球とキレの良いフォークに、高い将来性を感じた。

 失点した後も大崩れせずに落ち着いたマウンドさばきを見せ、ベンチで見守っていた同期入団の加藤豪は「きょうがプロ初ですよね? 今まで投げていなかったのを知らなくて、言われなかったら気付かなかった。それぐらいすごい冷静だった。僕のプロ初試合とは全然違う(笑)。僕は頭真っ白でした。ほぼ覚えていないです」と自身の経験をふまえながら後輩に賛辞を贈った。

 安西が試合で冷静なのは、偶然ではない。毎日起きる時間、食事の時間、体を動かす時間、寝る時間などを極力一定にし、野球ノートを欠かさず書くなど、「いつも通りの自分でいるために、いろいろやっています。ルーティンじゃないですけど、一つの安定剤。当たり前のことなんですけど、その当たり前を壊さないように」と日々の準備を大切にしている。今から、1軍デビューの日が楽しみだ。

あわせて読みたい