ファイターズ
2023/07/23 21:35

マルティネス 意地の満塁弾「何としても得点を挙げたかった」

九回無死満塁、マルティネス(左から2人目)が本塁打を放ち、アリエルポーズを見せる(撮影・松本奈央)

■パ・リーグ13回戦 日本ハム5-7オリックス(7月23日、ほっともっとフィールド神戸)

NPBでは初 6点差の九回に戦う姿勢

 暗く長いトンネルの中にも、小さな光は差し込んでいる。日本ハムのアリエル・マルティネス捕手(27)が23日、ほっともっとフィールド神戸で行われたオリックス戦の九回に、NPBでは初となる満塁弾を放った。チームは敗れ12連敗。球団ワーストの14連敗を喫した1984年以来、39年ぶりの不名誉な記録を刻んだが、意地の一発で戦う姿勢を示した。
 

九回無死満塁、マルティネスが左中間スタンドに本塁打を放つ


 どれだけ点差が開いても、最後までファイティングポーズを崩さなかった。6点差で迎えた最終回の攻撃。松本剛、清宮、万波がつないだチャンスに最高の結果で応えた。「最近は得点力が低下していた。何としてもチームでたくさん得点を挙げたかった。その気持ちが強く出て、自分もそういうふうに願っていて、あのホームランが生まれました」と会心の一打を振り返った。

大型連敗の責任痛感

 海を渡って6年目。日本ハムに移籍した今季は、球宴に初選出されるなど大きな飛躍を遂げた。クリーンアップを任されることも増えた背番号2は、主軸の1人として大型連敗の責任を痛感している。浮上の糸口を見いだせない今、大切にするのは気持ちをリセットする試みだ。

「それは過去にすぎない」

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