高校野球
2023/05/25 19:30

【プレーバック】春季全道高校野球1回戦 北海10-9遠軽 ※延長十回タイブレーク(5月25日、札幌円山)

北海の4番、熊谷が延長十回タイブレークで逆転サヨナラ3点アーチを放ち死闘にピリオドを打った(撮影・西川薫)

北海・熊谷が逆転サヨナラアーチでタイブレークの熱戦にケリ

四回には三重殺を完成

 春の全道初のタイブレークは、昨秋の全道準優勝の北海が辛くも遠軽に勝利した。1-1で迎えた四回、遠軽自慢の〝満振り打線〟が爆発し、長短4安打と相手の失策などで4点を奪った。さらに無死満塁のチャンスとなったが、4番・小森結斗捕手(2年)の強烈な打球は、北海の三塁手・櫻井悠也(1年)が一度はグラブを弾かれながらもすぐさま拾って飛び出した三走にタッチし1死、三塁を踏んで2死、二塁転送で一走を封殺しトリプルプレーを完成させた。北海は六回に反撃、途中出場の小保内貴堂左翼手(3年)の左中間二塁打から3点を返し、さらに八回同点に追い付き、決着はタイブレークに持ち込まれた。延長十回表に遠軽が4点を奪ったが、最後は北海の熊谷陽輝一塁手(3年)が逆転サヨナラ3点本塁打を放ち、2時間48分の死闘を制した。
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遠軽の葛西投手
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延長十回2死一、二塁、サヨナラとなる左本塁打を放つ北海の熊谷
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遠軽の葛西(右)が延長十回タイブレークで逆転サヨナラ3点アーチを浴び試合終了し、悔しさをにじませる

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