ファイターズ
2021/10/18 13:24

栗山監督「本当に素晴らしい終わり方」

「佑樹、この空気は忘れるなよ」。最後の登板を終え、ベンチで栗山監督から声を掛けられると涙があふれ出した(撮影・大島拓人)

■日本ハム4-3オリックス(15日、札幌ドーム)

 栗山監督も斎藤の投じた7球を決して忘れることはない。「ああやって真剣勝負になっているから、逆に力が引き出される」と紙一重だった勝負を振り返った。負けられない試合で、選手たちの気迫はいつも以上。投打がかみ合い、1点差で逃げ切った。「何とかしようという気持ちがすごく伝わっていた」と選手の頑張りをたたえた。
 初めて生の投球を見たのは2006年夏、米ニューヨーク州のクーパーズタウンにあるダブルデイ・フィールドだった。高校野球の日本選抜チームの一員として登板した斎藤。「すごく印象が強い」と、バックネット裏から見た衝撃は今でも脳裏に焼き付いている。
 あれから15年の時が経過した。最後の試合を勝利で飾り、「(斎藤は)持っているよ。本当に素晴らしい終わり方だった」と目を細めた。

あわせて読みたい