ファイターズ
2023/04/22 19:20

上沢 粘って要所を締めて今季2勝目 コントロール重視で八回途中3失点

五回1死満塁、浅村を併殺打に打ち取り、ガッツポーズする上沢(撮影・桜田史宏)

■パ・リーグ5回戦 日本ハム5ー3楽天(4月22日、楽天モバイルパーク宮城)

本調子ではなくとも試合つくった 五回無死満塁のピンチは無失点

 強い責任感がエースの体を突き動かした。日本ハムの上沢直之投手(29)が22日、楽天モバイルで行われた楽天戦に先発登板。八回途中3失点で今季2勝目を挙げた。「思った通りになかなか投げられなかった。球威もそこまで出なかったのでコントロールをしっかり意識しながら、いろいろな変化球を投げて散らしていった。なるべく的を絞らせないようにした」と、本調子とはほど遠い状態で貴重な白星を手に入れた。

 何度ピンチを招いても、しぶとく粘り抜いた。二、三回は先頭打者に安打を許しながら併殺打で効率よくアウトを重ねた。この試合最大のヤマ場となった五回は無死満塁から島内を右飛、続く浅村は注文通りの二ゴロ併殺に仕留めて無失点。「(伏見)寅威さんやみんなが最少失点で何とか切り抜けようと話をしてくれた。それで気持ちが楽になった。最高の結果になって良かった」と再三再四、走者を背負っても冷静さを保ち続けた。

前回は自己ワーストタイの9失点 「置かれた状況の中で一番良いボールを選択」

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