エース右腕発案の社会貢献活動　３試合に計４５組を招待

　日本ハムの上沢直之投手（２９）が１９日、ＳＣ活動（社会貢献活動）の一環として「上沢スマイルシート」を設置すると発表した。エスコンフィールド北海道で行われるホームゲームに、ひとり親世帯を招待する。

　オフシーズンから、さまざまなアイデアを思い巡らせ、温めてきたチャリティー活動計画が実現した。上沢の背番号にちなみ１試合１５組のひとり親世帯を対象の３試合（計４５組）に招待。２児のパパである心優しき右腕の思いが込められた支援シートとなっている。

１９日の練習後に記者会見　「家庭内で楽しい思い出を共有してほしい」

　上沢は同日の練習後に行われた記者会見に出席。「子を持つ親として、家庭内で楽しい思い出を共有してほしいなと思った。お子さんはもちろん、子育ては楽しいことばかりではないので、親御さんが日常を忘れられる時間をつくってほしいと思った」と意図を明かした。

　観戦者にはチケットに加えて、グッズ、球場内の飲食店で利用可能なＷＡＯＮカードも贈られる。「金銭的な理由で、できないとなったら悲しい。球場に来たからには、ご飯とかグッズとかも思い出で持って帰ってほしい」と語った。

　◆対象：北海道内に住むひとり親世帯
　◆定員：各試合１５組（抽選）
　◆対象試合：７月８日、８月６日、９月１７日
　◆応募期限：５月７日
　◆当選発表：５月下旬
　◆募集：しんぐるまざあず・ふぉーらむ北海道ホームページ　（http://smf-hokkaido.com/）